アルバイト募集においてIndeedとタウンワークを同時に出稿し途中経過を比較してみました。なぜその2媒体にしたのかは下記の2点からです。

  • タウンワークで過去の採用実績があった。
  • Indeedを無料公開していて数値が良かった。

金額的にも試しやすかったのと過去数値からCPA(応募)と採用コストがある程度読めたので、今後の選択肢を増やす為にも2媒体に出稿する事にしました。

比較した募集と数値

  • 募集職種
  • CTR
  • CPC
  • CPA(応募)

比較した項目は上記です。CPCは募集へのクリックとしCPAの成果地点は応募としています。

全体サマリー

媒体 CTR CPC CPA(応募)
Indeed 6.3% 49円 852円
タウンワーク 8.8% 78円 1,785円

全体サマリーは上記の様になりました。
早速各要素ごとに振り返っていきます。

募集職種

オリジナル漫画の編集スタッフを募集しました。現在の編集メンバーは元講談社出身のベテラン編集者など経験豊富なメンバーがいるので、今回は未経験も可としたポテンシャル枠としてアルバイト募集をしました。

下記が実際の募集。

 求人票はWantedlyで何度か出している中で一番数値の良いクリエイティブを参照しています。

CTR

Indeed:6.3%
タウンワーク:8.8%

Wantedlyや他の求人で出した際は2%前後が基準で5%を越えると数値が高い状態でした。検索結果に対してのクリックというユーザーモチベーションの違いはあるかと思いますが両者共に数値は良かったです。平均を取ると上記数値になりますが、それぞれ日によって上下するので数値は入れ替わっています。「漫画編集」という職種自体の需要が高かった、「未経験も可」としてたので応募ハードルが下がった、などがCTRが高めに出ている要因かと思います。

CPC

Indeed:49円
タウンワーク:78円

両媒体の担当者さんからの事前ヒアリングで100~150円程度と聞いてたので想定数値よりは良かったです。Indeedにおいては募集場所を変えたり、職種を変えた際の数値は大きく変わりそうです。例えばエンジニアの言語別職種など検索ボリュームがアルバイトより下がる募集はもっとCPCが高そう。他社さんの募集を見ていても自社への募集ではCSやアルバイトの募集が多く、エンジニア職種での募集はSESやエージェントさんなど事業者側が多かったので恐らく自社へのエンジニア募集では許容CPC/CPAは見合わないのかなーという予想です。試したい。

ちなみにIndeedの表示に関して

  • 検索キーワード
  • 地域情報
  • 求人情報の閲覧傾向

上記が表示アルゴリズムに関係するそうなのですが、恐らくCTRの高さや応募転換率も加味されているかと思うので、上記を求人に盛り込みつつタイトリングと原稿を調整し、応募も簡易応募ありにしCTRを上げるなど随時調整してました。リスティングやFacebookadの運用に似てる感覚です。

CPA(応募)

Indeed:852円
タウンワーク:1,785円

 Indeedさんで852円となかなか破格でした。タウンワークさんは前回グラフィックデザイナーで出稿した際2,500円前後だったのですが、今回はさらに良い数値。漫画編集自体のヒキが強いのが要因として考えられます。ちなみに応募総数ではタウンワークの方が多い状態です。同職種を複数名一気に採用というケースでは適していそうですね。

ちなみに/スマホ経由のクリック比率

Indeed:67%
タウンワーク:57%

スマホ経由のクリック比率は上記の通りでした。アクセス比率もほぼ同じ数値です。前回出稿時同様、タウンワーク経由の候補者様の年齢が幅広く、Indeed経由の候補者様は若年層が多かったです。スマホ経由の比率がそのまま影響してると言えそうです。

所感

現状、掲載開始から1週目なのでまだ内定は出ておりません。が、面談のペースからもあと1週間ほどで充足する見込みです。応募CPAでは差が出ましたが着地はどうなるか。
今後はIndeedで予算規模を拡大した時の数値はどうなるか、他の職種は/地域を変えるとどうなるかなどを検証項目として試してみたいと思います。

掲載課金モデルは出稿後のクリエイティブの変更が出来ない事が多いですが、初速は出やすく原稿含め採用担当者はあまり手を動かさなくて良いです。対して運用媒体は社内に出稿経験のある方がいればクリエイティブと金額調整がハマると大きな効果が見込める。それぞれ特性があると思いますが、社内体制に合わせて使い分け出来そうです。

最後に上記で散々触れた漫画編集の募集も貼っておきます。充足しそうではありますがまだ募集はしてるので興味ある方はぜひご応募くださいー!